まほうをわすれたおたふく魔女

 ニキはおく病で弱虫な子。プールには飛び込めないし木登りもでんぐり返しもだめ。遊び場では子ども達に「ニキ、弱虫ニキ」とはやしたてられ、いつも仲間外れ。
 そんなある日、おたふく風邪にかかって寝ているニキの所に、おたふく風邪を治す"おたふく魔女"の使いだという黒い猫が、やってきた......。
 読み終わった時、親と子の心の中に、暖かいものが残る。挿絵のニキや魔女も、物語のイメージにぴったり。

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