フョードルおじさん、というあだ名の、幼い、けれどもとても頭の良い男の子が、人間のことばを話す捨て猫を連れて家出をするお話。
ホラ話となると、なかなかロシアの民話にはかなわないがこの物語もロシア的なおおらかな荒唐無稽さで楽しませてくれる。
ガソリンの代わりに人間の食べ物で走る、小さなトラクター等、男の子の愉快な夢が、スズキコージの挿絵でより生きいきと描かれている。
月刊誌『海外子女教育』の連載「子どもの本棚」を集積したものです。他に、同誌に掲載された投稿、取材原稿、特集記事なども、挿入されています。「子どもの本棚」は、海外に住む日本の子ども達のために、特に注意して選ばれた児童書の推薦欄です。これから海外に赴任する方、海外の子どもに本を送る立場にある方に、読んでいだだけたらお役に立てると思います。
フョードルおじさん、というあだ名の、幼い、けれどもとても頭の良い男の子が、人間のことばを話す捨て猫を連れて家出をするお話。
ホラ話となると、なかなかロシアの民話にはかなわないがこの物語もロシア的なおおらかな荒唐無稽さで楽しませてくれる。
ガソリンの代わりに人間の食べ物で走る、小さなトラクター等、男の子の愉快な夢が、スズキコージの挿絵でより生きいきと描かれている。