ひとを真剣に愛したことのある人なら、涙なしに この物語を読むことはできない。
フゥケー原作「水妖記」(柴田治三郎訳・岩波文庫)の絵本版だが、アーサー・ラッカムの絵が、ひときわ強く、読者を妖精の世界へ誘い込む。
いたずらっ子だった水の妖精ウンディーネは、人を愛し、結婚し、やがて愛する人を殺さなければならなくなる。
マンガ好きの少女もこの本に出会えば、物語のとりこになるだろう。やがてフランス語でジロドウの「オンディーヌ」も読むに違いない。
月刊誌『海外子女教育』の連載「子どもの本棚」を集積したものです。他に、同誌に掲載された投稿、取材原稿、特集記事なども、挿入されています。「子どもの本棚」は、海外に住む日本の子ども達のために、特に注意して選ばれた児童書の推薦欄です。これから海外に赴任する方、海外の子どもに本を送る立場にある方に、読んでいだだけたらお役に立てると思います。
ひとを真剣に愛したことのある人なら、涙なしに この物語を読むことはできない。
フゥケー原作「水妖記」(柴田治三郎訳・岩波文庫)の絵本版だが、アーサー・ラッカムの絵が、ひときわ強く、読者を妖精の世界へ誘い込む。
いたずらっ子だった水の妖精ウンディーネは、人を愛し、結婚し、やがて愛する人を殺さなければならなくなる。
マンガ好きの少女もこの本に出会えば、物語のとりこになるだろう。やがてフランス語でジロドウの「オンディーヌ」も読むに違いない。