体も目玉もでっかくて、もひとつ話もでっかいうさぎのうさんごろに聞いたのがこの話。
十五夜はうさぎ達のお祭り。おいしいものをたくさんお供えして、いよいよ「お月さまのおでましー」。ところが、いつもと違う変なお月様が、ご馳走をむしゃむしゃと食べ、小さなうさぎをけとばし「あかんべー」と逃げていく。「よし、ぼくがあいつをやっつけてくる」と、うさんごろ。
民話のような語り口、とぼけた味、そしてはり絵のわしの切り口が、子どもの心に母の手の温かさを伝える。
月刊誌『海外子女教育』の連載「子どもの本棚」を集積したものです。他に、同誌に掲載された投稿、取材原稿、特集記事なども、挿入されています。「子どもの本棚」は、海外に住む日本の子ども達のために、特に注意して選ばれた児童書の推薦欄です。これから海外に赴任する方、海外の子どもに本を送る立場にある方に、読んでいだだけたらお役に立てると思います。
体も目玉もでっかくて、もひとつ話もでっかいうさぎのうさんごろに聞いたのがこの話。
十五夜はうさぎ達のお祭り。おいしいものをたくさんお供えして、いよいよ「お月さまのおでましー」。ところが、いつもと違う変なお月様が、ご馳走をむしゃむしゃと食べ、小さなうさぎをけとばし「あかんべー」と逃げていく。「よし、ぼくがあいつをやっつけてくる」と、うさんごろ。
民話のような語り口、とぼけた味、そしてはり絵のわしの切り口が、子どもの心に母の手の温かさを伝える。