熊の子エンマはテレビが大好き。テレビを見ようとせっかく早起きしたのにテレビは故障。エンマに泣きつかれてテレビを直そうとするが、おとうさんもおかあさんも、電気屋さんも直せない。
何とかしてエンマのご機嫌を直そうと、おとうさんはふうせんをふくらませたり、おかあさんは歌を歌ったり。とうとうおかあさんがエンマに本を読んでやることを思いつくと......。
子どもが退屈した時には本を読んでやるのが一番。小熊のエンマのように「ねぇもういちど」と子どもがせがんでくれるように、愛情を込めて、とびっきり面白い本を読んでやりたい。
エンマの表情の豊かさが、子どもの心をひきつける。