100巻まで書き続けると張り切っている作者は、このシリーズを1979年から書き始め、現在第25巻まで発行され、ほかに外伝として7冊が出ている。
『豹頭の仮面』という題で第1巻が書かれているように、これは豹の頭を持つ戦士グインの数奇な運命を描き続ける物語。面白い本というのは先が気になってつい読むのが早くなるが、私は風邪を口実に1日6冊のペースで読んでしまった。
つい宿題をサボりたくなるようなこの本を、勉強に追われる子ども達に紹介するのは罪なのだが、教育ママへの弁解にこの本の効能をあげると、何と言っても作者の語彙の豊富さである。海外にいてこれだけの語彙に触れる方法は、ちょっとほかにない。
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