ある日、新聞の見出しに大きく"サンタクロースは、いない"と書かれてから、町中この話で持ちきり。大人はもとより、子ども達の落胆ぶりはたいへんなもの。
一方、コックをしているサンタクロースが、魚を包んであった新聞でこのことを知って、サンタクロース達の間でも騒ぎが始まる。
サンタクロースの存在を信じている子ども達には、心外な始まり方だが、会議を開いたり、そろってバカンスにでかけたりするサンタクロース達を見ていると、とても身近に感じられ、クリスマスイブにはきっと会えるような気がしてくる。
月刊誌『海外子女教育』の連載「子どもの本棚」を集積したものです。他に、同誌に掲載された投稿、取材原稿、特集記事なども、挿入されています。「子どもの本棚」は、海外に住む日本の子ども達のために、特に注意して選ばれた児童書の推薦欄です。これから海外に赴任する方、海外の子どもに本を送る立場にある方に、読んでいだだけたらお役に立てると思います。
ある日、新聞の見出しに大きく"サンタクロースは、いない"と書かれてから、町中この話で持ちきり。大人はもとより、子ども達の落胆ぶりはたいへんなもの。
一方、コックをしているサンタクロースが、魚を包んであった新聞でこのことを知って、サンタクロース達の間でも騒ぎが始まる。
サンタクロースの存在を信じている子ども達には、心外な始まり方だが、会議を開いたり、そろってバカンスにでかけたりするサンタクロース達を見ていると、とても身近に感じられ、クリスマスイブにはきっと会えるような気がしてくる。