4人しか国民のいない小さな島国フクラム国に、黒人の赤ん坊ジム・ボタンを入れた小包が間違って届けられる。
ジムはナーニおばさんや機関士ルーカスにかわいがられて大きくなるが、国が狭いので、ジムか機関車かが国を出なければならなくなる。そこでルーカスは、機関車に目張りをして海に浮かべ、ジムを連れて国を抜け出す。
後編『ジム・ボタンと13人の海賊』でハッピーエンドになるのだが、中国を模したらしいマンダラ国や竜の国、人魚の世界までを巻き込んだ、奇想天外な大ロマンである。
月刊誌『海外子女教育』の連載「子どもの本棚」を集積したものです。他に、同誌に掲載された投稿、取材原稿、特集記事なども、挿入されています。「子どもの本棚」は、海外に住む日本の子ども達のために、特に注意して選ばれた児童書の推薦欄です。これから海外に赴任する方、海外の子どもに本を送る立場にある方に、読んでいだだけたらお役に立てると思います。
4人しか国民のいない小さな島国フクラム国に、黒人の赤ん坊ジム・ボタンを入れた小包が間違って届けられる。
ジムはナーニおばさんや機関士ルーカスにかわいがられて大きくなるが、国が狭いので、ジムか機関車かが国を出なければならなくなる。そこでルーカスは、機関車に目張りをして海に浮かべ、ジムを連れて国を抜け出す。
後編『ジム・ボタンと13人の海賊』でハッピーエンドになるのだが、中国を模したらしいマンダラ国や竜の国、人魚の世界までを巻き込んだ、奇想天外な大ロマンである。