マグノリアおじさん

 この本は一九八二年にケイト・グリーナウェイ賞を受けた。その年、幸運にも作者自身による読み聞かせを聞くことができたのだが、どの頁もリズミカルに韻を踏んでいて、楽しくてたまらなかった。
 片方しか靴をはいていないマグノリアおじさんの他愛ない詩で、韻の面白さで読ませるような本なので、日本語訳は無理かと思っていたのだが、谷川俊太郎は見事に訳している。

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