「たとえプレゼントがなくても、クリスマスはあるんだよ。さあおすわり。わしがだいすきなおはなしをきかせよう......」とサンタクロースが森の動物達に最初のクリスマス――キリストの誕生を話して聞かせると、みんなもっとクリスマスが好きになった、というお話。
デパートの商戦に踊らされている日本のクリスマスと欧米のと、両文化の掛け橋のような本である。現地校ではきっとキリスト生誕の劇をするだろうが、この機会に教会のミサなどにも参加して、宗教行事としてのクリスマスも体験させておきたい。
この本は英語版が海外で先に出版され、逆輸入の形で日本語版が出た。いかにも心の暖かそうなサンタクロースが描かれている。